歩行障害について

投稿日: 2025/12/12

【歩行障害の種類と原因・治療法について】

歩行障害とは、「まっすぐ歩けない」「足がもつれる」「歩くとふらつく」など、歩行機能に問題が生じる状態を指します。原因は多岐にわたり、適切な評価と治療が大切です。


■ 歩行障害の主な種類と特徴

小刻み歩行(パーキンソン歩行)

・足が前に出にくく、小さく早い歩幅になる
・方向転換が苦手で、歩き出しがスムーズにできない
原因: パーキンソン病、加齢による神経機能低下

痙性歩行(つっぱる歩行)

・片足または両足がつっぱり、足を投げ出すように歩く
原因: 脳卒中後遺症、脊髄疾患、脳性麻痺

鶏歩(ドロップフット)

・足首が持ち上がらず、つま先が地面に引っかかる
・膝を大きく上げて歩く特徴
原因: 腓骨神経麻痺、椎間板ヘルニア、末梢神経障害

失調歩行(ふらつき歩行)

・足を広げて立ち、ふらつきを抑えながら歩く
原因: 小脳障害、アルコール性小脳変性、ビタミン不足

跛行(はこう:痛みで歩けない)

・歩くと痛むが休むと軽くなる
原因: 間欠性跛行(血流障害)、変形性関節症、筋肉の硬さ、坐骨神経痛

トレンデレンブルグ歩行

・片側の骨盤が下がり、左右に体が揺れる歩行
原因: 中殿筋の筋力低下、股関節疾患


■ 当院で行う歩行障害への施術

歩行障害の原因は筋肉・関節・神経と幅広いため、症状に合わせたアプローチが重要です。

● ① 姿勢・歩行分析

歩き方のクセ、重心のズレ、筋力バランスをチェックし、原因を明確にします。

● ② 筋肉調整・関節の可動域改善

・硬くなった筋肉・関節を緩める
・足首・股関節・骨盤の動きを整える
→ 動作がスムーズになり転倒予防にも効果的。

● ③ 鍼灸治療

・神経の働きを整える
・筋緊張を緩和し痛みを軽減
パーキンソン症状やドロップフットの補助療法としても有効です。

● ④ 電気治療(神経刺激・筋力強化)

・低下した筋力をサポート
・しびれや神経の伝達を促す
→ 鶏歩・跛行などに有効。

● ⑤ 歩行トレーニング・リハビリ

・体幹・股関節・足首の安定性アップ
・正しい歩行パターンを再教育
→ 日常生活でのつまずきや転倒防止につながります。


■ 歩行障害は早めのケアが大切です

「ちょっと歩きにくい」「足が出にくくなった」などの小さな変化も、放置すると症状が進むことがあります。
原因は1つとは限らず、筋力・神経・関節の複合的な問題が多いため、専門的なチェックをおすすめします。

当院では、個々の症状に合わせて丁寧に評価し、根本改善を目指した施術を行っています。
気になる歩き方やふらつきがある方はお気軽にご相談ください。

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